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墓参り

ミモザ


ハクモクレン


スイトピー花束

 昨日の寒さが嘘のような好天気、南窓のカーテンが眩しい。中庭を覗くと、いつの間にかハクモクレンとミモザが満開になっていた。ミモザは3年前までヴェランダで鉢植えしていたが、大きくなり過ぎたので管理人の了解を得て庭に下ろしたもの。こうして立派な花をつけてくれると、ちょっぴり誇らしい気持ちになる。

 防衛医大病院へ入院した姉を見舞うために中日に行けなかったので、朝食後に墓参へ出かけよう。彼岸に墓参りは欠かせない。先日の日記で春分の日と秋分の日は対になっていて、そのどちらの日も日本人は墓参する習慣があると書いたが、法律的には必ずしもそうはなっていない。1948年に公布された「国民の祝日に関する法律」によると、春分の日は自然を称え、生物を慈しむ、秋分の日は祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日ということになっている。祝日の日にちを決めるのは良いにしても、その日に何をせよ、これをせよと国家が指図するのは余計なお世話ではあるまいか。「それじゃあ、春分の日はハイキングや野鳥観察だけして墓参りはしなくていいのか」と屁理屈のひとつも言いたくなる。
 
 彼岸に墓参りするのは自然の人情である。日本人は涅槃の世界を「西方浄土」と呼ぶ通り、阿弥陀仏の極楽浄土は「西」に在るとされている。そのため真西に太陽が沈む春分の日、秋分の日は夕日が極楽浄土への道しるべとなると考えられた。 この日沈む太陽が示す極楽浄土への道を白道(びゃくどう)と言い、この道を進めば必ず極楽浄土に至ると言う信仰が生まれたのである。

 あっ、いけない。知ったかぶりしてウンチクを垂れていると待ち草臥れた家内に怒られる。急いで出かけよう。コートは勿論、袷でも暑いほどの陽気なのでスポーツ・ウェアに着替えて、歩いて行く。これが正解だった。東八道路から多磨霊園を縦貫して甲州街道へ抜ける道は自動車の大渋滞、通り抜けるのに1時間はかかるだろう。桜の開花は未だだが園内にはウメ、アンズ、ハクモクレンなどの下にピクニック気分で墓参に訪れた人たちで一杯になっている。
 幸い家内が好きだったスイートピーがあったので、特別にそれだけで花束を作ってもらう。黒御影の墓石がいつに無く白く汚れている。先日の黄砂ぼせいだろう。何度も水を替えて綺麗になるまで洗ってやる。

         (写真:上からミモザ、ハクモクレン、スイートピー)


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by 杜の小径  at 19:40 |  日記 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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