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お知らせ

 12月9日に「杜のギャラリー」について、投稿の三原則を公表しました。これは当ホームページ開設当初より繰り返される「アラシ」とよばれる悪質な妨害行為を防ぐために止むを得ず行ったものです。

 この原則は当ホームページ全般に適用されるものであることを、改めてお知らせ致します。即ち、投稿にあたっては必ず身分を明らかにし、本名または通常使用されているペンネームでご投稿して下さい。これを守らなかった書き込みは、警告無く全て削除しますので予めご了承下さい。  管理人敬白
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by 杜の小径  at 18:30 |  日記 |  comment (0)  |   |  page top ↑

第118回麹町倶楽部歌会

            koujimati.jpg

 今年最後の歌会が麹町区民会館で開かれる。歳末で慌しい都心に在っても、この一角だけはいつも静かだ。この一帯は“幻の文人村”と呼ばれる。嘗ては藤田嗣治、島崎藤村、泉鏡花、有島武郎、有島生馬、里見、菊池寛、武田鱗太郎、与謝野晶子・寛夫妻などが住んでいた。今はその住まいは無い。だから幻なのである。それに代わってアイスランド、イスラエル、ポルトガル、ベルギーなどの大使館が並ぶ。
 こうした静謐な環境で開かれる麹町歌会だが、内容は熱い。特に今回は忘年歌会ということもあって大広間を使用。歌会はいつも通り柳瀬丈子さんの朗読で始まる。毎回プロの朗読が聴けるのは麹町ばらではのことである。最後は新会員、平井敬人君がギター片手に熱唱して掉尾を飾ってくれた。成績は以下の通り。

【自由詠】

   運転手が
   母さんに呼ばれ
   電車が
   縄にもどる
   原っぱの夕暮(一席 村瀬杜詩夫)

    ぼうっと
    したい時
    肩の力を
    抜きたい時
    いいね、裏山って(二席 浜畑祐子)

    無口な人と
    歩けば
    冬木立
    陽を透かし
    風を通して軽やか(三席 酒井映子)

    よく見れば
    可愛い顔の青虫に
    仏心を出したため
    今年の柚子は
    全滅だった(次点 範子)

【題詠/踊る】
 
   朝焼けに
   昨日
   の
   くせ毛
   踊ってる(一席 小杉淑子)

   「踊っていただけますか」
   と
   ちょっと洒落た服を着て
   言ってみよう
   来年は(同点二席 赤井 登)

   ラジオから
   ナットキングコールの歌声
   ガス台の前では私が
   フライパンの中では野菜たちが
   心地よく踊る夕べ(同点二席 範子)

   オイルに
   モロコシに
   踊らされてしまったんだ
   世界中が
   宙で舞ってる(同点二席 町田道子)

   念願の田舎暮らし
   還暦夫婦に
   笑いが絶えないよ と
   手紙の文字が
   踊っている(三席 酒井映子)

   踊り子の
   項かすめる
   秋茜
   風の盆が終わると
   越中は秋(次点 村瀬杜詩夫)







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