FC2ブログ
 

原爆忌

     kinoko.jpg   オバマ

   原爆忌のいのち素直に髪洗ふ(杏子)
   
   砂滾る浜あゆみゆく原爆忌(杜)

 第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、アメリカ軍は広島市に原子爆弾を投下した。これは人類が実戦で初めて使った核兵器だった。この一発により広島市の人口約35万人のうち、約14万人が一瞬で死亡した。三日後に長崎市にも原爆が落とされ、やく万人の人命が失われた。犠牲者の鎮魂と平和への祷りを籠めて、この両日を原爆忌と呼ぶ。

 毎年同じように祷りと誓いが繰り返されてきたが、被爆国日本の声は必ずしも核廃絶の大きなうねりにはならなかった。アメリカが最初の核実験を行ったニューメキシコ州アラモゴードの原爆博物館には広島、長崎に落としたものと同型の原爆が陳列されており、その脇では原爆のイヤリングが土産物として売られているという。もちろん、悲惨な被害を示す写真などの資料は陳列されていない。こうした現実を見ると六カ国協議への期待も空しく思えてならない。

 だが今年はちょっと様子が違う。4月5日にオバマ米大統領がチェコ・プラハで行ったスピーチに世界が注目した。彼は核のない世界を目指すと宣言し、それは核兵器を広島・長崎に対して実際に使用したアメリカの道義的責務であると結んだ。原爆の使用は戦争の早期終結のためにやむを得なかったという、これまでのアメリカのスタンスを根底から変える画期的なスピーチだった。
 続いて先月、IAEA(国際原子力機関)事務局長に天野之弥ウィーン国際機関代表部大使が当選した。最初の被爆国から事務総長が出れば、世界へのアッピール度も違ってくるに違いない。こうした世界の潮流に対して麻生首相の鈍い反応が気がかりだが、日本国民はこの機会に核廃絶のために立ち上がりたい。

   (写真;広島上空の原爆キノコ雲、プラハで演壇に立つオバマ大統領夫妻)

                   パンダカット

   今日から三河地方に出かけます。来週はじめに戻ります。
   暑い日が続きそうです。どうぞ、ご自愛ください。再見!
スポンサーサイト








※ スパム対策の為、暫くの間コメントは承認制にさせていただいております。
  コメントを頂いてから表示までにお時間をいただく場合がございますが、
  何卒ご理解くださいますよう、お願い致します。(管理人)

by 杜の小径  at 01:34 |  日記 |  comment (0)  |   |  page top ↑
プロフィール

杜の小径

Author:杜の小径

杜のMENU
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
カウンター