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東三河への旅

伊良湖崎灯台 恋路ヶ浜 日出の石門

 6日(木) 豊橋で新幹線を降り、豊鉄バスで伊良湖岬へ。此処は高校時代から幾度となく訪れ、殊に10月中旬には鷹の渡りが見られるので殆ど毎年来ている。無数の鷹類が蚊柱のように集まる光景は壮観である。今日はソスリ一羽を観ただけ。伊良湖岬は上昇気流が適しているらしく、鷹類だけでなく、2000キロ以上も飛翔して渡りをする唯一の蝶・アサギマダラも観察できる。

         (写真;左から伊良湖岬灯台、恋路ヶ浜、日出の門)

 ノスリ アサギマダラ 大アサリ焼き


   綻びた翅
   畳めずにいる
   蝶に
   伊良湖岬の
   空が重い

 伊良湖は近くの渥美市場から新鮮な魚介が届くので、食も旅の楽しみ。なかでも私が必ず食べるのがオオアサリの浜焼き。正しくはウチムラサキという貝らしいが、地元では昔からオオアサリと呼んでいる。名物だけにレストランやホテルでも食べられるが、私は道端で立ち食いするのがいちばん美味しく思われる。内を開けた貝に醤油を垂らしただけだが、炭火で焦げる醤油の香りが堪らない。伊良湖ビューホテル泊。

   渥美の海が
   暮れるころ
   蛤は
   小蟹を抱いたまま
   焼かれ

         (写真;ノスリ、アサギマダラ、焼きオオアサリ)

豊川稲荷本殿 豊川海軍工廠被爆者供養塔 妙厳寺の精進料理

 7日(金) 豊橋に出て、高校時代の友人5人と会食。Kだけに来豊を連絡しておいたが伝え聞いた連中が集まってくれた。このうちのWは兄さんが豊川海軍工廠へ学徒動員中に同級生十数名と共に爆死され、今日が命日だという。我々の先輩でもあるので、一緒に豊川に行って慰霊碑に詣でる。
 
 昭和20年8月7日昼過ぎ、B29爆撃機124機とP51戦闘機からなる大編隊は、12波の波状攻撃を豊川海軍工廠に加えた。これにより約2,700人の尊い命が奪われた。この中には勤労奉仕中の国民学校児童、動員中学生、女子挺身隊員が含まれていた。
 妙厳寺(豊川稲荷)境内に在る合同慰霊碑に詣でたあと、Wの兄さんや先輩たちの眠る工廠跡地の動員学徒墓苑に向かう。此処には出身学校ごとに墓碑、慰霊碑が建てられている。夜は妙厳寺の宿坊に泊まる。Kが付き合ってくれた。
 この寺には思い出がある。高校生のころ「禅」に興味を持ち、1年ほどこの寺の講座に通ったことがある。講師は元京城帝大教授、佐藤泰舜老師だった。この方は後に永平寺七十四世貫主になられた。夕食の精進料理は昔のまま。もずく、飛竜頭の味が懐かしい。
  
        (写真;左から豊川稲荷本殿、海軍工廠慰霊碑、懐かしの精進料理)
長篠城跡 長篠城本丸跡馬防柵 

鳳来寺 鳳来寺山登山口 湯谷温泉

8日(土) 久し振りに飯田線に乗る。 長篠城で降り、城跡や「長篠の戦い」の跡を訪ねる。自然を利用した城なので石垣や濠などの遺構は少ない。城は写真でも見られるように豊川の支流である寒狭川と宇連川の合流点にあり、自然の地形を巧みに利用した戦国末期の城郭の遺構が今もよく残っていた。
 此処は武田騎馬軍団と織田・徳川連合軍が戦った処で、初めて大量の鉄砲が使われた合戦として知られている。昔来たときはは何も無い原っぱだったが現在は馬防柵らしきものも再現され、資料館には往時の鉄砲や甲冑などが展示されていた。                
 
 長篠で昼食を摂ったあと、鳳来寺山へ登る。現在は山頂までパークウェイが出来て車で行かれるらしいが、敢て1,425段の石段を登る。この山はブッポウソウの名所だったが道路を造ってから鳴かなくなったらしい。高校生のころ、後にこの町(新城市)の市長になった山本良央君と参道にテントを張ってブッポウソウを聞いたことがある。その彼も昨年自ら職を辞し、今は悠々自適の生活をしている。今回の鳳来寺行は急に思い付いたので、彼に連絡しなかった。このブログを見たら怒るだろうなぁ。良チャン、ゴメン。
 
 夜は近くの湯谷温泉に泊まる。昔は岩に張られた鉄鎖に掴まって下りる近道があったが、今日は本長篠に戻って飯田線に乗る。

(写真;左から長篠城祉全景、同本丸跡、連合軍の馬防柵。下段は鳳来寺山、山参道入口、湯谷温泉)

                    パンダカット

 明朝、立川発7:21の「あずさ」で信州へ発ちます。用事は火曜日までですが、ちょっと寄り道するかもしれません。信州も今年の夏は暑いようです。皆さま、ご機嫌良くお過ごし下さい。では…。



           





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