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白虹日を貫くか

               ひがさ

 午前5時半ごろになると国分寺段丘の稜線が赤く染まり程なく大きな太陽が顔を出すはずなのに、今朝は空全体が重い雨雲に閉ざされている。ぽつりぽつりと雨も落ちてきた。早目にウォーキングを切り上げて帰宅する。
 
 本降りになる前に投票に出かけると、投票所の前は長蛇の列。2列に並んで100㍍はあろうか。こんな光景は初めてである。この分だと投票率は70%を超えるかもしれない。
 投票を終わって表に出ると、幸い雨は止んでいた。台風が運んでくる雨雲だから、降りみ降らずみの気まぐれ天気である。何気なく東の空を見上げると、薄く霞んだ太陽の周りに日暈(ひがさ)が出ている。太陽に薄い雲がかかった際に、その周囲に光の輪が現れる大気光学現象である。一名を白虹と謂う。

 時が時だけに、私は不思議な感慨に襲われた。古代の中国では、こうした現象を「白虹日を貫く」と呼んで天下変革の前兆としてきた。即ち白虹は武器、日は天子(権力者)を表し、武器を以て権力者が斃されるという意味である。
 その論拠は司馬遷の『史記』鄒陽列伝に拠る。その中に「白虹日を貫けり。太子畏れたり」とある。これは燕の太子・丹(たん)の臣、荊軻(けいか)が始皇帝暗殺を謀った際、白い虹が日輪を貫き、暗殺成功を確信させたが、それでも丹は計画の失敗を恐れたという故事である。

 今回の選挙で、果たして白虹は日を貫くか、即ち長く権力の座に在った自・公明政権が野党の白虹の前に屈するかどうか―その帰趨は今夜9時前後には判明するだろう。
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by 杜の小径  at 16:48 |  日記 |  comment (0)  |   |  page top ↑

八月逝く

              アキアカネ

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 八月は渥美半島・伊良湖岬に始まり、蓼科、天竜・伊那谷、福島・山形と一か月の約半分を旅で過ごした。その間、先輩の通夜・葬儀、地元文芸サークルでの講演、家内の祥月命日の供養などと慌ただしい日々が続いた。いつも思うことだがもう少しゆっくり、のんびりと過ごしたい。

   詩集燃す火の赫々と夏逝けり(杜)

   白く咲くことに疲れて白芙蓉(〃)










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