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シモバシラ

         シモバシラ    霜柱

    大いなる しじまを秘めて 寒の杜(杜詩夫)

 今日は小寒、寒の入りである。この日から節分までの約1か月が寒と呼ばれ、寒さの最も厳しい季節となる。ところで東京は、さすがに気温は10℃前後と低いが昨年から晴天が続いている。冬曇の合い間に訪れる晴天を小春日と言うが、半月以上も晴天が続くと天変地異の予兆ではないかと心配になる。

 この7年間、一昨年の中国旅行を除いて毎年、穂高で越年してきた。久しぶりに東京で正月を過ごすことになって、どうも勝手が違う。今日になって やっと新しい手帳を求め、5日間を遡って記入しようとしたが、詳らかに思い出せない。元日はテレ朝の「朝まで生テレビ」に付き合って徹夜。人並みに雑煮を食べてから墓参。2日はコープの福引でチオビタドリンク1箱とケーキ2個を引き当てた。レジの小母さんが「独りでお節料理? 大変ね」と特別にどさっとくれた福引券のお蔭だ。3日、友人たちが来訪。小宴のあと所沢へ。4日5日、無為。
 この間、早朝の散歩は欠かさなかった。これには理由がある。散歩コースに、Yさんという山野草を育てているお宅がある。同好の誼で話を交わすようになった。ここの庭に数株のシモバシラが植えてある。ザクザクと踏みつける霜柱ではない。シソ科の植物である。秋に小さな花を付ける(写真:左)平凡な植物だが、冬の早朝に見事な変身を見せる。枯れた茎の根元に綿毛のような真っ白な氷の花を咲かせる。(写真:右) これは茎の維管束の中の水が凍って茎の外へと伸びだもので、それがこの植物の名前の由来でもある。気温や湿度が微妙に関係するらしく滅多に観ることが出来ない。今朝は、それを見ることができた。呼び鈴を押してYさんに知らせ、一緒に観察した。なぜこんなに大騒ぎするかというと、この霜の華は一度しか咲かないからである。一度これが出来ると茎の構造は壊れるので1年にたった1度しか見られない。

 昨年末以来ブルーな日々が続いたが、福引の当選とシモバシラが観られたことで多少気分が晴れた。単純と言えば単純である。差し当って10日まではスケジュールが真っ白。しばらく東京を離れようかと思う。

    ここからは ひとり行く道 霜柱(杜詩夫)

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by 杜の小径  at 02:43 |  日記 |  comment (4)  |   |  page top ↑
Comments

No title

シモバシラという植物は、初めて聞きました。諏訪の近くには分布していないのでしょうか。

 今度の旅はどちらでしょうか。もし信州でしたら、ぜひお立ち寄り下さい。主人も お待ちしています。
by 藤森かおる 2009/01/06 07:39  URL [ 編集 ]

ご挨拶

 先生から喪中葉書をいただいたので、新年のご挨拶は遠慮させていただきました。

 今年もよろしくお願い申し上げます。いつもながら名句いりのエッセイを楽しく読ませていただきました。

 早くこうした文章が書けるように、今年も精進したいと思っています。引き続ききびしいご指導をお願いいたします。
by 中村紫水 2009/01/06 11:58  URL [ 編集 ]

No title

 かおるさん、明けましておめでとうございます。
 シモバシラは諏訪地方にも分布していると思います。
しかし普段は地味な花ですし、霜柱が出来るのも条件が
限られ、しかも年に一度だけですから見つけるのは難しい
かもしれませんね。どなたか植物に詳しい方に協力して
いただくのがよいでしょう。
by 杜詩夫 2009/01/09 09:36  URL [ 編集 ]

No title

 紫水さん、早々にご丁寧なご挨拶をいただき恐縮です。
 旅に出ていて、返事が遅れましたことをお詫びします。
今年はご専門の俳句いがいのジャンルでも頑張って下さい。
by 杜詩夫 2009/01/09 09:39  URL [ 編集 ]
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