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 早過ぎたⅤalentine Day

       慶応 116     ビクトリア

 11日。真理芽から電話。「今日、ママの誕生日でしょ。お墓参りに行く?」11時に車で迎えにいくと言う。(はは~ん、昼飯を奢らせるつもりだな)と思ったが、その予想は甘かった。車に乗り込むと、真由子が、赤い小さな包みを二つ取り出した。「これ、私から。これはママからよ」「………」「ちょっと早いけど、バレンタインのチョコだよ。私たち14日から旅行に行くので…」「どこへ行くんだ?」「猪苗代湖よ。リステルに泊まるの。イーちゃんのブログに良いホテルだと書いてあったでしょ」「僕が行ったのは浜名湖だよ」「それが、猪苗代湖にもあったのよ。チェーンらしいわ」「この寒いのに、なんでまた…」「スノボーに挑戦するのよ」
 
 墓参の際はいつも、眞理芽のお舅さんの実家、戸井田石材店で花と線香を買う。長男のお舅さんが石材店を嫌って新聞記者になってしまったので弟さんが店を継いだが、男の子ができなかったので娘に養子をとって店をやらせている。その夫婦が眞理芽たちと年配が同じだから、立寄る度に1時間ほどぺちゃぺちゃ世間話をする。この日も数日前にスキー旅行から帰ったばかりというので、スキー談義で大盛上がり。「スノボーやるならプロテクターの付いたインナーが絶対に必要だわよ。どうせ、おじいちゃんに買って貰うんだから忘れちゃ駄目よ」などと余計な助言までしている。
 
 イタリアンで食事。好きなものを注文しなさいと言うと、これ幸いとばかり人数分の倍も注文する。それも高そうなものばかり。いつもは食が細い真由子まで驚くほどの食欲を見せる。食事中も「東八道路沿いにヴィクトリアがあるあったわよねぇ」と、すっかりスノボー・セットをこっちに買わせる気になっている。
 結局、二人分のウエアを買わされたうえに、旅行代までふんだくられた。「イーちゃん、有難う」の声を残し、このギャングどもは風のごとく去って行った。Ⅴalentine Dayなんて、無いほうがいい。だいいち、俺はチョコレートが嫌いなんだ。
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by 杜の小径  at 21:37 |  日記 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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