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三鬼忌(さんきき)

           さんき

   美作の茶屋の麦飯 三鬼の忌(節子)

   山の端に雲とどまらず三鬼の忌(杜)

 4月1日は、西東三鬼(さいとう さんき)の忌日。上掲句のように、三鬼は美作(岡山県)の津山で生まれました。本業は歯科医でしたが、患者に勧められて俳句を始め、「師と季語を持たない新興俳句の旗手」と呼ばれる存在になりました。1940年(昭和15年) 京大俳句事件に連座、特高(特別高等警察)により治安維持法違反で検挙されますが第1句集『旗』は伝統墨守の俳界に衝撃を与えました。

 1962年(昭和37年) 4月1日、戦争を批判しながら昭和初期の俳句界を彗星のように通り過ぎた三鬼は、胃がんのために61歳で逝去しました。以下に、三鬼の代表句を挙げておきましょう。

   水枕ガバリと寒い海がある(『旗』所収)

   算術の少年しのび泣けり夏(〃)

   右の眼に大河 左の眼に騎兵(〃)

   おそるべき君等の乳房 夏来たる(『夜の桃』所収)

   秋の暮 大魚の骨を海が引く(『変身』所収)
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by 杜の小径  at 20:58 |  日記 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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