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不死男忌(甘露忌)


 25日は俳人 秋元不死男の忌日。甘露忌は、彼の句集枚名に拠るもの。本名は秋元不二雄、終戦前までは東 京三と号した。西東三鬼と共に新興俳句の旗手として活躍した。戦時中の新興俳句運動は、コミンテルン及び日本共産党を支援する危険な文化運動と位置づけられ激しく弾圧された。秋元不死男も師の嶋田青峰と共に治安維持法違反で2年間投獄された。弾圧の背景などについては近日中に「嶋田青峰」で取り上げる予定だが、不死男の場合は次のような作品が問題視された。当時は東 京三という俳号を遣っていた。

   戦争へゆくかも知れぬ落葉焚く(京三)
   戦死者の子と見るシネマ人斬らる(〃)  

 また東 京三という号が「京三東=共産党」の暗号ではないかと疑われるなど、常軌を逸した取締りぶりだった。
 以下は、私が勝手に選ばしていただいた不死男の代表句である。

   冬空をふりかぶり鉄を打つ男                 
   独房に林檎と寝たる誕生日
   歳月の獄忘れめや冬木の瘤            
   鳥わたるこきこきこきと罐切れば
   今日ありて銀河をくぐりわかれけり          
   つばくろや人が笛吹く生くるため
   ライターの火のポポポポと滝涸るる          
   口中へ涙こつんと冷ややかに             

                        

 上の写真は富士霊園にある、生前に自ら求めた不死男の墓である。『氷海』に、その時の句「富士の根にわが眠る鳥わたりけり」が収載されている。先祖伝来の菩提寺は埼玉県戸田市の妙厳寺にあるので、この墓には分骨されてある。花も何もないスッキリとした墓域に「冷されて牛の貫禄しづかなり」の句が刻まれ、白々とした碑が朝日に照らし出されている。

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