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大暑偶感

         コピー ~ 2010_0723_211104-DSC_0479 
 このところ真夏日が続いているが、今日は暦のうえでも大暑と謂う。二十四節気の一つで本来は旧暦六月未(ひつじ)の月の中気で、新暦では今日が大暑に当たる。―てなこと書いてもつまんないな。とにかく、大いに暑い日だから大暑。このほうが解り易いか。後2週間ほどで立秋らしいが、こんなに暑くても秋が来るのかなぁ。JRみたいに線路直す車が線路壊しちゃったから電車来ませんなんちゃって、秋も延着するんじゃないの。

 くだらん話はこれくらいにして、真面目に話したいことがある。大暑で思い出す句がある、思い出す人がいる。

         2010_0723_211002-DSC_0475.jpg


   父の忌と母の忌の間の大暑かな(友田しげを)

 これは、平成4年にNHK全国俳句大会で入賞し、翌年同作品で文部大臣賞と毎日新聞俳壇賞を受賞した作品である。作者の友田氏は平成12年に俳人協会会員に推挙され、そえを記念して初句集『大暑』を上梓した。若い頃から友田氏の指導に当たってきた彦根伊波穂氏は、跋文の最初にこの句を取り上げている。―「これは数々の賞を戴いた作品である。当然のことながら、その感激はいつまでも しげを氏の心底に息づいていて、今回初句集を編むに当たっても、題名は躊躇無く「大暑」一本槍に選んだという。大暑の頃になると暑さも本格化、夏の土用もこの節気に在り、酷暑に苛まれる時期である。が、不撓不屈、芯の強いタイプの著者には まことに似遣わしい題名だと思う。彦根氏は跋文で三十数句を抽出して解説されているが、とても全部は紹介出来ない。後一句だけ抜き書きしてみよう。

   火の国へ入る一望の麦の秋

 しげを氏の生家は肥後熊本の田原村であり、西南戦争の折に薩軍と官軍が激闘した田原坂がある。その坂の上に立って眺望する村は一面の麦の秋。往時の回想を言外に置きながら、火の山と麦秋を取り入れたフレーミングがいい。

   一本の扇遺して父逝きぬ
   秋風や貝より軽き母の骨
   大阿蘇をしっぽで搏てり五月鯉
   熊本の西瓜どーんと届きけり

 友田しげをさんの作品は上掲のように、肥後もっこすらしい骨太の半面、故郷や父母に寄せる細やかな愛情に満ちている。
『大暑』が出版されたとき、私は五十句を選んで評釈させて戴いた。かなりの長文になったが、門外漢の私が書いたのだから内容は知れた事だ。それでもたいへん喜ばれて、コピーを知人に配られたと聞いてほっとした。
 以前は月に一、二回はお会いしていたのに、ここ三年ほどは疎遠に過ごしている。お元気で活躍されているだろうか。
 だいたい、私は人間関係を維持するのが下手なのかもしれない。奇縁を活かして関係を深めようという気持ちは、さらさら無い。また、ノミナルな人間関係を持続するのが嫌いだ。相手の気持ちを忖度し過ぎるのかもしれない。一昨年は mixi というIT交流組織で、半年間交流の無かった人は削除するという原則を勝手に作って実行したら、mixiメイトが三人になってしまったことがある。組織についても同じである。自分と肌合いの合わない組織の場合、それをリフォームしようとは全く思わない。ただ、黙ってフェードアウトする。
 
   人気無きところを選び 虹立てり(杜詩夫)


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