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七月への挽歌

              ひので

 今日で七月が終わる。私は去りゆく君に向かって、王維のように喚び掛ける。「君に勧む更に尽くせ一杯の酒」と。さあ、今夜は心ゆくまで飲もうじゃないか。おや? 小声で呟くのは誰だ。― 1年は12か月、その月が終わる度に別れを惜しむなんて面倒で仕方が無い。ナンセンスだ。―そう思われる方は、続きを読まないほうがいい。そんなインセンシチブな人には、この酒の哀しみの味は解らないだろう。

 七月は、どんな月だろうか。1年で最も暑い月であることは、現に皆さんが体感している通りである。しかし、8月に入って1週間で立秋を迎える。陰陽道で謂えば、褻(ケ)に入る。ということは、7月は晴の期の最後の月である。望(もち)の月を眺めながら虧けて行く明日からを思う、祭の最中に祭の後を思う、命の最も盛んな時にこそ、その終焉を憂える。七月は、将に憂愁の月なのである。

漢詩
   梧桐樹下草虫集(梧桐の樹下に草虫すだく)
   蜻蛉舞処落陽斜(蜻蛉舞う処落陽斜めなり)
   一陣涼風吹鬢雪(一陣の涼風鬢雪を吹く)
   残蝉如咽送七月(残蝉咽ぶ如く七月を送る)

五行詩
   逃げ水を
   追いかけるような
   日々の果て
   無色の氷菓
   さくさくと食む

一行詩
   一握の熱砂を詩とし夭折す

   灼け石を積む鬼がゐて賽河原

   夕焼けへ草矢うつ子に夏寂し
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