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思無邪―藤森さんへ

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 昨日のブログ「詩人たちの愚痴」の中で引用した「詩三百、一言以て之を蔽う、曰く、思い邪なし」について質問がありました。詩作のうえでたいへ大切なことを言っていますので、ここで返事を書きます。藤森さんも読んで下さい。
 これは孔子の教えをまとめた『論語』の為政篇に載っている言葉で、原文は「詩三百、一言以蔽之、曰思無邪」で、読み方は「し さんびゃく、いちげん もって これを おおう、いわく、おもい よこしまなし」です。意味は、『詩経』という本には三百篇ほどの詩が載っているが、これを一言でまとめることができる。それは、どの詩を作るときも心が清く澄んでいて邪悪さが無いということだ、ということです。

『詩経』は中国の周の時代の民謡とか宮廷に伝わる詩歌などから、正確に言いますと三百十一篇を選んで編纂したもので、す。『『史記』という本には孔子が自ら編纂したと書いてありますが、これは当てになりません。古代の中国には編著の明らかでない書物を悉く孔子の手になるものとする風潮があり、『詩経』についても、果たして孔子がやったかどうか疑わしいという説もあるのです。
 内容は、十五の国と地域の民謡を採集した「風」、貴族や朝廷の公事・宴席などで奏した音楽の歌詞である「雅」、周・魯・商の朝廷において祭祀に用いられた廟歌の詞を収める「頌」に分けられています。このうち大半は「風」、すなわち民謡・民衆詩が占めており、その作風は極めて直截且素朴です。そうしたところから、わが国の『万葉集』は、これを模倣したのではないかとの見方もあります。
 
 いずれれにしても、この中で述べられた「思無邪」(思いに邪無し)ということは、「詩人にとって最も大切なことは真っ直ぐな心である」ということで、現代にも通じる大切なことです。
 最近は詩の大衆化ということで今まで詩歌とは縁の無かった人が、詩を作るようになりました。無季俳句、自由律口語短歌、五行歌などがこれに入ります。それ自体は結構なことですが、経験の無い人が指導者もいないまま手探りでやっても進歩は期待できません。しっかりとした理念を持ち、指導体制のできている結社を選ぶようにしましょう。
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