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神田祭から浅草へ

神田祭

山菜 044


山菜 045


  金髪も交じり神田の祭りかな (杜)

 今日は神田明神祭の最終日。40年も神田っ子として暮らし、明神様の氏子だった。早目に家を出て午前中に参詣を終える。ハイライトの神輿渡御は11日、薪能も昨日終わって今日は例大祭の神事だけ。それでも境内は結構な人出で、法被姿の外人も交じっている。
 神田祭は京都の祇園祭、大阪の天満祭と並ぶ日本三大祭の一つ。また江戸では赤坂山王権現の祭と共に将軍の上覧に供することで天下祭と呼ばれた。両祭は隔年毎に大祭を行い、それ以外は陰祭と言って神輿の順路を町内だけとする。今年の神田祭は、その陰に当たる。
 天下祭だけに昔から歌舞音曲に取り上げられている。歌舞伎舞踊の清元「神田祭」(天保年間初演)もその一つ。

 √ひととせを 今日ぞ祭りに当たり年 警護てこま華やかに 飾る桟敷の毛氈も
   色に出にけり酒機嫌 神田囃子も いきおいよく 来て見よかし 花の江戸

この清元は上下2段のうち下の巻だけが後世に伝えられている。鳶頭と芸者のクドキ、鳶頭の投節などが入って木遣で終わる。踊りは流派によって違うが、粋で華やかな天下祭の様子が伝わってくる。


  海舟も坐りし老舗の夏座敷 (杜)

 神田から浅草へ回る。実は今日、慶大川澄教授と赤坂プリンスの「紀尾井」で四万十の鰻を食べる約束だった。ところが7日の小生の日記「浅草ぶらり」を読んだ川澄氏から鰻は「やっこ」で食べようとリクエストされた。勝海舟と中浜万次郎の馴染みの鰻屋というくだりに飛び付いたというわけ。あいにく店主は不在だったが女将さんが関係資料などを見せて下さった。偶々その中に川澄氏の名前が出てきたので、女将さんの態度が一変した。なにしろ蓬髪白鬚、よれよれのジーンズ姿で汚いリュックを背負っているのだから文学博士とはとても思えない。私の家内の葬儀にも同じ格好で出席して、兄嫁を驚かせた。あれから6年経っているのだから容貌魁偉と言いたいが容貌はまさしく怪異なのである。ところが、さすが老舗の女将、サービスのデザートを自分で運んでくると、川澄教授の耳許で「センセイ、眼が素敵、澄んでいるわ」と囁いた。川澄センセ、すっかり舞い上がって「また、来る」だって。ほんと、少年みたいな男である。

       (写真は神田祭スナップと川澄教授 in 「やっこ」)

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by 杜の小径  at 20:07 |  日記 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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