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アイソトープ検査

慶応 005


慶応 001


 9:30 K病院着、直接アイソトープ検査室に向かう。各室の厚い扉には「核医学検査室 許可なく立ち入りを禁ず」のプレートが物々しい。9:45 別室でのラジオアイソトープ(放射性物質)を注入するが、緊張で血管が硬くなっているのか針が刺さらない。腕を変えてもだめで、結局は手首から注入する。女医さんが美人だったせいかな。アイソトープが体内に行き渡るまでの約1時間、検査衣に着替えて待つ。腹を決めたせいか意外に冷静だ。
 看護師に呼ばれて検査室に入る。鉄製のベッドに横になり、腰、脚、上腕部にクッションを当てて胴部をベルトで固定される。まるで宇宙船に乗り込むようだ。「では、いきま~す」という医師の声で、ベッドが静かにカプセルの中に進み入る。静かだ。殆ど音がしない。別室のモニターで監視しているのだろうか室内に人の気配すらない。…いつの間にか眠ってしまった。「終わりましたよ」という医師の声で目が覚めた。
 
 心配して再三電話をくれた友人に、検査が無事終わったことを知らせる。車を廻すと言うので、車はいいからメシを食わせろと答える。昨夜から何も食べていない。11階のオアシスで待っていると、程なく巨体を揺すって入ってきた。駐車場が満杯だったので車は玄関で返したという。歳は一つしか違わない。弁護士とスタッフ10人を抱える大先生なのに、何かあると必ず駆け付けてくれる律儀な男だ。ここはパレス・ホテルの直営店で、寿司と鰻が格別に旨い。また事務所に戻るというので鰻重だけにする。「勘定はオマエ持ちだから特上にしよう」と言ったら、「しまった、財布を車に置いてきた」とぬかす。もちろん冗談である。
「検査が1回終わったから、これでリスクは半分になった、死亡事故率は数千分の1から1万分の1になったよ」言うと、真面目な顔で違うと言う。彼によると数千分の1のリスクは検査1回についてのこと。実は検査2回では2500分の1の高い確率だった。1回終わってやっと数千分の1になっただけだと言うのだ。「これ、probability theory の常識です」「何だ、それ?」「確率論ですよ。相変わらず数学弱いな~」…勝手に言ってろ。まあ、特上の鰻を奢らせたから我慢するか。
 
 帰途、国分寺駅の食遊館で青梅と泥らっきょうを求める。明日の仕事ができた。

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by 杜の小径  at 19:29 |  日記 |  comment (2)  |   |  page top ↑
Comments

お疲れさまでした

 第一回目の検査を無事に終えられてよかったですね。
ほんとうにお疲れさまでした。
 あと一回、どうぞ頑張って下さい。
 先生のご健勝を遥かにお祈りしています。
by 菅原まさみ 2008/06/12 06:24  URL [ 編集 ]

有難う

 まさみさん、励ましのお言葉を有難う。何事も無く一回目が終わったので、
明日は落ち着いて受診できそうです。
 私の生活は普段と変わりませんから、作文塾の作品はいつも通り送って
下さって構いませんよ。いろいろ有難う。
by 杜詩夫 2008/06/12 14:13  URL [ 編集 ]
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